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ドラマ武道館の3話が放送されましたね。
2話の方も良かったらチェックしてみてください!
「武道館」2話スカパー限定シーン!水着シーンが盛りだくさん!
それではさっそく3話のあらすじを見ていきましょう!
3話あらすじ
春樹「あれ?おかしいな・・・」
マネージャーの春樹は事務所でNEXT YOUの握手券の枚数を数えていた。そこへ野村がやってきてこう言った。
野村「おい、届いたか?握手券」
春樹「あっ、はい。でも碧の分だけ少ないんすよ」
野村「いいのいいの、俺が発注したんだから・・・、碧の分だけ少なめに」
春樹「えっ?」
野村はなぜ碧の分だけが少ないのか疑問に思った。
野村「うちの握手会のシステム言ってみな?」
春樹「誰と握手できるかはCDを買ってみないと分からない。目当てのアイドルとの握手券が入ってなかったら、ファンは当たるまでCDを買い続ける・・・」
野村「碧のファンは碧の握手券が当たるまで何枚でもCDを買い続ける」
CDに握手券を付けて売るこの特典商法で、一番人気の碧の握手券だけをわざと少なくし、意図的にファンにCDを何枚も買わせるのだと野村は画策していた。
いっぽうネクステでは、バレンタイン特別企画がアップされていた。
波奈「いよいよ日曜日にNEXT YOUのバレンタインデー席替えがありまーす!」
愛子「席替え券は会場限定販売のCDに付いてくるよ~」
真由「さらにCDを購入していただいた先着100名の方には、チョコレートをおプレゼントしまーす!」
るりか「バレンタインにチョコあげる人がいないから、みんな遊びに来てほしいな」
碧「よろしくお願いします!」
そのころ、レッスンスタジオでは波奈が1人ストレッチをしていた、そこへ愛子がやってきた。
愛子「おはよう、波奈」
波奈「あっ、おはよう」
愛子「何見てんの?」
波奈「ん?いや何でもない」
愛子「えー見せてよ、ねえ?」
愛子はそう言って波奈の横に座り、波奈のスマホを覗き込んだ。
波奈「私たちのことネットで記事になってるみたいなんだよね」
愛子「え?」
愛子は波奈のスマホでそのネット記事を読んだ。
そこには、こう書かれていた・・・。
“もはやNEXT YOUが売っているのは音楽ではない”
“NEXT YOUが売っているのは、握手券より過激で卑猥なコンセプトキャバクラ券”
愛子「何これ?」
波奈「CDに何か付けて売るとすぐこれだよ・・・」
愛子「これ書いた人最低!」
波奈「あんまり気にしない方がいいよ、こういうのいちいち反応してたら切りがないし」
愛子「でもこれはひどすぎるよ!さすがに!だって私たちが頑張ってることの一部だけ切り取って全否定されてるわけだよ?波奈はむかつかないの?」
波奈は怒りに震える愛子からスマホを取り上げ、こう言った、
波奈「そうだな~、私はあんまり気にならないかな。子役からやってるから芸能界長いし・・・。大丈夫愛子も慣れれば流せるようになるから」
愛子「スルースキルってやつ? それっていい事だとは思えない!」
愛子はつづけて、
愛子「波奈、怒らないとロボットみたいになっちゃうよ?」
波奈「愛子もそのうちわかるようになるよ」
芸能界慣れした波奈とは対照的に、ネットの中傷に敏感に反応してしまう愛子だった・・・。
そんな時事務所には、1枚のFAXが届いた。
そこには、”今すぐ全員アイドルやめろ”
と書かれていた。
春樹はあわててそのFAXを野村に見せた。
野村「こういゆうのが届くってことは、少しは名前が売れてきたってことか」
春樹「ほっといていいんですか?これ」
野村「どうせただのいたずらだ、アイドルにいたずらはつきもんだよ、婚姻届を送りつけてくるファンだっているんだからさ」
春樹「マジっすか?」
野村「このことあの子たちに言うなよ?怖がっちゃうから」
バレンタインデー席替えイベント当日。
NEXT YOUの席替えとは、放課後の教室と同じなのだ。メンバーとファンが隣同士に座って手をつなぐところが他のアイドルの握手会とは大きく違うところだ。
この日はあの男が姿を現した。
ハカセ「先着100名チョコゲット」
ハカセはそう言って、愛子の隣の席に座った。
ハカセ「愛子、君は歌がうまくてかわいいんだからさ、イベントのときはもっと・・・あっ」
チャイム「キンコーンカンコーン」
ハカセ「また並ぶよ、続きは後で」
愛子「ありがとうございました」
ハカセ「また来たよ!」
ハカセ本日2回目の着席だ。
ハカセ「イベントの時はもっと積極的に行こうよ、碧より目立つつもりでいかないと」
愛子「はい・・・」
ハカセ「なっ、別に俺説教してるわけじゃ・・・、」
チャイム「キンコーンカンコーン」
ハカセ「また来るよ」
愛子「ありがとうございました」
ハカセ「まいど!」
ハカセ「説教してるわけじゃなくてさ、愛子に武道館の景色を見せてあげたいだけなんだよ」
愛子「はい、がんばります!」
チャイム「キンコーンカンコーン」
ハカセ「あっ・・・、いいよまたすぐ来るから」
結局ハカセこの日は合計5回の着席でした。
イベントを見守っていた野村と春樹は、今日のイベントが無事終わったことに安堵の様子だった。イベントを終えたるりかはひとりでトイレに向かった。
「♪ほらほらNext is you!」るりかは新曲を歌いながら手を洗っていた。
そんなるりかの背後になにやら人影が近づいてきた・・・、るりかがその気配に気づき振り向くと、そこには警備員の男が立っていた。手にはナイフのようなものを持っていた。
その男は何も言わず、るりかに近寄りそして手に持っていたナイフを振りかざした。
るりか「キャー!!」
るりかの悲鳴を聞いた野村と春樹そして波奈と愛子はトイレに急いだ。
春樹「あっ、るりか!」
春樹は犯人から逃げ惑うるりかを咄嗟に引きよせ、波奈と愛子のもとに預けた。
そして野村と春樹の2人は格闘の末無事犯人を取り押さえた。
翌朝のニュースでは、この報道が大きく取り上げられていた。逮捕された犯人は、”会社をクビになってむしゃくしゃしていた、握手するだけで金をもらえるアイドルが許せなった”と供述していたと、ニュースキャスターが言った。
愛子の家でも父恒彦はこのニュースを見ていた。
愛子父「おはよう」
愛子「愛子」
愛子父「愛子、無理して学校行かなくていいぞ」
愛子「うん・・・」
そのころ事務所では野村と春樹がNEXT YOUの今後の活動について話していた。
野村「とりあえず、仕事はストップするしかないな。ライブはほかのユニットにやらせよう」
春樹「はい」
野村「メンバーには、落ち着くまで自宅待機と伝えてくれ。その間に対策を考えよう」
春樹「わかりました。あの今後ライブや握手会が禁止になるなんてことは?」
野村「そんなことできるかよ、たったひとりの犯罪者のために大勢のファンを犠牲にするなんてナンセンスだろ。まずは入場者の手荷物検査の強化、それと警備員の面接は必須だな」
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学校を休んだ愛子のもとに大地からメールが届いた。
大地メール「大丈夫か?学校休むほど大変なのか?」
愛子メール「大丈夫、みんなに休めって言われてるから休んでるだけだよ」
再び事務所、
春樹「野村さん」
野村「は?」
春樹「検索ワードランキングに入ってます、NEXT YOUが!」
野村「本当か?」
野村「よし、この事件を利用して一気に知名度あげるぞ!」
春樹「そうですよね、こっちが悪いことしたわけじゃないですから・・・。知名度上げるってどうしたらいいんですか?」
野村「会見だよ、会見を開くんだ」
記者会見当日。
るりか「イベントが終わってトイレに行ったら、後ろに男の人がいて、そしたらその人が・・・」
途中で泣きだするりか。
真由「いいよ、無理しないで」
波奈「るりかの悲鳴が聞こえてすぐにスタッフさんと一緒に駆けつけたんですけど、私は何もできませんでした。怖くて脚が震えちゃって・・・」
碧「事件が起きちゃった事は残念です。でもスタッフさんが命がけでるりかのことを守ってくれて、ファンの方からも励ましの言葉を頂いて私たちは本当に幸せだなって思いました」
この記者会見以降、NEXT YOUに対するネット反応は予想以上だった。NEXT YOUを知らなかった人たちに認知してもらう絶好の機会なった。しかしネットではそんな彼女たちをバッシングする書き込みもあった。
“わざとらしい会見だな”
“事件自体やらせじゃねーの?”
そんな書き込みをNEXT YOUメンバーたちも見ていた。
真由「何これ?ひっどい」
そこへプロデューサーの夏目がやってきた。
一同「お疲れさまです!」
夏目「ま、いいから座れよ」
夏目「怖かったか?るりか」
るりか「はい・・・」
夏目「怖い思いはしたかもしれないけど、皮肉なことにお前たちの知名度は一気に上がっている。どんなにいいライブしたときよりも傷害事件の方が人の注目を集めるんだよな。とはいえ、こういうことで話題になるのは不本意だ、だから一刻も早く忘れよう」
夏目「大丈夫かるりか」
るりか「はい・・・大丈夫です」
夏目「そうか、よかった、じゃ」
と夏目が言って席を立とうとした瞬間、愛子が
愛子「あの!」
と夏目を呼び止めてこう言った。
愛子「忘れられません。体に傷は負わなかったけど、心に傷は負いました。何も知らない人たちに悪口を言われるのは嫌です!」
さらに愛子はつづけた、
愛子「CDに握手券付けたらキャバクラだとか今夏の事件も売名行為だとか・・・。」
波奈「愛子、そんなに怒らないで」
愛子「怒るって!普通のことですよね人間として、何なんですか?スルースキルって?」
夏目「熱いな、愛子は」
愛子「すいません・・・」
夏目「確かに、スルースキルなんていう言葉が使われるようになったのは、最近だよな。なのに、著名人やアイドルはスルースキルができて当然。怒りを抑え込んで笑顔で対応するのがあたり前って思われてる。でもお前たちはどんどん怒れ!ただし怒りを怒りとして差し出すな。その怒りをエネルギーにして歌って踊れ!ファンはちゃんとわかってくれる・・・、いや、わかってくれるのがファンだ」
愛子の家。
大地「んー俺はわかるかな、夏目さんが言っていること」
愛子「ほんとに?」
大地「わかるわかる。だってさ、文句言ってんのってCD買ってないやつらでしょ?そんな金出してないやつに言われて怒るの当然でしょ」
大地はつづけて、ポテチを1枚手に持ちこんな話をした。
大地「これささっきコンビニにで買ったんだけど、コンソメ味とどっちにするかめちゃくちゃ悩んで塩味にしたんだよね」
愛子「は?」
大地「いや、ただでくれるって言うんだったらどっちでもいいじゃん。でも自分で金払って買うって言うんだったらそうはいかないじゃん。ん~うまい。俺自分がこんなに塩味好きだったって今日初めて知ったもん」
愛子「何の話?」
大地「つまり・・・、愛子はCDを売っていろんな人たちを悩ませてるわけだよ。自分はCDだけが欲しいのか握手だけしたいのか、まあ両方欲しいのか、今回で言うなら、チョコが欲しいのか。う~ん俺ってどういうやつだろうって考えさせてるわけ」
愛子「んー・・・」
大地「それってめちゃくちゃ凄いことだと思うよ」
愛子「そう・・・かな?」
大地「そうだよ」
愛子「何となく言いたいことはわかった、ありがと」
そんなとき愛子の父恒彦が帰ってきた。
愛子父「ただいまー」
愛子・大地「おかえりなさい」
愛子父「遅くなったからおかず買ってきたぞ、餃子!大地くんも食ってくか?」
大地「餃子いいっすね」
愛子「こんな買ったの?」
愛子はそう言って夕食の準備に取りかかった。
愛子父「大地くん、あいつ、あしたから学校行くから駅まで一緒に行ってやってよ」
大地「了解っす」
翌朝、前日の約束通り、大地は愛子と一緒に駅まで歩いて行った。
愛子「ところでさ」
大地「ん?」
愛子「バレンタイン誰かにチョコもらった?」
大地「あ~何個かもらったよ、まあ母ちゃんが全部食っちゃったけど」
愛子はカバンからチョコを取り出し、それをそっと大地のカバンに忍ばせた・・・。
次回予告↓
3話はここまで。気になる4話はこちら↓
「武道館」4話あらすじ 「アイドルじゃなくなった後も生きていくんだよ私たち・・・」
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